迷う、見失う。それでも何かを見つけたい。

東京から逃げるように地元に帰ったメンタル弱めの迷えるとりひつじ

社員旅行二泊三日、大阪へ

初日は日本橋の串カツ屋で昼食。

二度づけ禁止のお店に入るのは初めてだった。衣の食感が良く、串カツ専門店の衣への拘りは流石だと思った。大きくカットされた茄子、蓮根、玉ねぎなど野菜は食べ応えがあって美味しかった。豚、牛、海老も美味しかった。味噌汁とご飯、漬物が付いて1000円は手頃だと思った。

(串カツ桜本店)

 

 

昼食後になんばグランド花月吉本新喜劇の鑑賞。

ここにくるのも初めてだった。日本橋は大学時代に大阪に住む友人と来たことがあり、アニメや電気街に薄っすらと見覚えが残っていた。一時期隣の京都に住んでいたとはいえ、大阪の地理感はほとんどない。福井のような田舎の特に自然の豊かな地域に住んでいると、活気のある街が物珍しい。お上りさん状態だったと思う。

お笑いに関しては闇営業や煽り運転の時事ネタが多かった。あと客席弄りも多い。お笑い、バラエティ番組はあまり好んで見ない。芸人の前知識があればもっと楽しめたかもしれない。自分は会社で笑わない。笑えない。笑いたくもない。お笑いを見に来ても、笑うことに抵抗があった。

(なんばグランド花月)

 

 

一日目の宿泊はパームガーデン舞洲でグランピング。

グランピングも初めてだった。最近人気があるらしい。珍しいのは普通グランピングといえば豪華なテントだが、ここはキャンピングカーに泊まる。自分が泊まったのは車というより豪華なコンテナだった。BBQに、男達で集まって酒を飲んでという感じだった。海辺で夕陽が綺麗だった。夜は神戸港の光が綺麗だった。朝早く目が覚めて人気のない中、海を眺める時間があって良かった。あとはBBQで会社の女子を近くで見れたのが良かった。うちの会社の良いところは女子のレベルが高く顔立ちスタイル共に自分好みが多い。ただ外見的に好ましいと感じても話せない近付けない仲良くなれないことに辛くなる。見てるだけで満足出来ないのに見るしか出来ないなら、いっそ見たくもない。けど見る。悲しい。近付けないのは女子に限った話でなく、会社の男達にも近付けない。もう入社して来月には2年立つのに、未だ心を開くことが出来ない。壁を作ってしまう。いや壁を作っているというより、歴然とした壁がある。皆が皆、勝ち組なのだ。綺麗な嫁さんに可愛い彼女、陽キャリア充、オシャレで学歴高く、コミュニケーションスキルが高い。愚かな自分と比較して引け目を感じてしまう。卑屈である。そもそも集団の中にいると居心地の悪さを感じてしまう。食事も1人でなければ味わう事も難しく楽しめない。ご飯は皆んなと食べた方が美味しいというのに共感しかねる。人がいるとリラックス出来ない。部屋の寝室は一階とロフトで分かれていて、布団が4つも用意されていた。かなり広いロフトを1人で使用出来て良かった。布団は広げずにたたまれたままの4つの布団の上で贅沢に寝た。朝は夜明け前に目が覚めて、もう一度寝ると朝焼けの時間に再び目が覚めた。朝は涼しく海に面しているお陰か心地よい風があった。

(パームガーデン舞洲グランピング)

 

 

二日目の午前中は通天閣の観光と脱出ゲームに参加。

脱出ゲームのシチュエーションは面白いと思う。推理力と探索力も必要になる。スタッフが一緒に参加するため、完全に独力だけで謎解きすることはなく、状況に応じたアドバイスもあったため手詰まりにならず、ゴールまで行けなくてもある程度までストーリーを楽しめる。クリアは出来なかったが、なかなか楽しめた。

昼はフグ御前を頂く。フグの刺身や天ぷら、小さな鍋が用意されていた。フグを食べるのは初めてだったが、仮に毒がなくても好んで食べることはないと思う。

(アジトオブスクラップ、新世界本店)

 

 

午後からVR体験。

土日祝日のフリーパスで4400円。まぁまぁな値段する。唯一VRのゴーグルを使用しないアトラクションの、クイズを時間内に解かないと徐々に風船が大きくなり割れるゲームが良かった。VRのゲームは2つ体験した。セグウェイみたいな乗り物で恐竜から逃げるゲームと、エヴァンゲリオンに搭乗して使徒と戦うゲーム。かなり大掛かりな設備を使用して、攻撃を受ければ乗り物が振動したり、自分で操縦出来るのはすごいと思う。ただ自分はとても気持ち悪くなって、どちらも駄目だった。視界で気持ち悪くなり、振動でより気持ち悪くなり、外部の音を遮断するヘッドフォンで、目を瞑っても聴覚だけは逃げ場もないため、ゲームが終わるまで拷問されているような気分だった。吐きそうになるのをただ堪えるだけだった。

(梅田VR)

 

 

二日目の宿泊先は池田の旅館。

大阪の旅館をネットで探した時に、ランキングの上位に表示され選んだ。風呂、食事、設備、まぁこんなものかといった感じであった。満足はしないが及第点といったところ。上から目線の何様のようだがお客様である。同室の奴のイビキが酷く最悪だった。風呂は地元にある温泉の方が良かった。情緒もあり、安くて、水質も良く、勝てる要素がない。ここは入浴だけの利用で1,600円だったか、地元の温泉の3倍近く高い。特に気に入らない理由はWi-Fiの回線が非常に弱かった。朝食はバイキング。おにぎりが美味しかった。あとは手作り豆腐。品物の数はそれなりに用意されていたが、あまり食欲なく食べれなかった。

(不死王閣)

 

 

会社に到着。

(福井)

 

旅行を目一杯、楽しめるかどうかは自分次第だと思う。

旅行内容の良し悪しはあるだろうけど、自身が楽しみたいかどうかが大事だと思う。

その点を踏まえ自分は楽しめたかどうかというと、どうだろう?

他の皆んなはどのように感じているのだろう?

自分のように居心地の悪さは感じてないのだろうか?

 

来年は海外旅行を予定している。

参加予定になっているが、行ったところでな気がしている。

まだ知らない体験したことない楽しいことがあればいいな。