迷う、見失う。それでも何かを見つけたい。

東京から逃げるように地元に帰ったメンタル弱めの迷えるとりひつじ

将来のビジョンがたまに見つかる

こうなったらいいなーというのを考えた。

空き家を買ってカフェしながら自分が作ったアクセサリーの展示販売、他の作家の招待、庭で猫とか犬とか鶏もいいし、飼いながら生活したい。

 

朝からなにもやる気がでなくて屍のように動かず部屋に引きこもっていた。

週に一度の貴重な休日、なにをしよう?と思考と巡らせるが、なにも浮かばない。

彼女とお茶でも行こうか、いや、当日に誘うのは悪いし、なんと誘えばいいか上手い文言が浮かばない、面倒くさい。

そういえば、車が汚いと思い至る。

スポンジで水洗いしてからタオルでふき取り、プレクサスでガラスを拭き上げた。

少し気持ちが晴れた。

まだ午前中、時間はたくさんある。

久しぶりに近くの温泉に行くことにした。

私は自分の娯楽のためにお金を使うことがほぼない。

着るもの食べるもの、なにもかも必要だと思う最小限にとどめてきた。

自身が思う無駄なことにお金を使わないよう努めてきた自負がある。

車で行こうとしたが途中で思いとどまり、バイクで行くことにした。

数か月ぶりに乗るバイクは気持ちが良かった。

お風呂は人が2~3人しかおらず、くつろげて気持ち良かった。

帰りにゲンキーに寄ろうと向かったら、今までなかったお店を見つけた。

ウィルキンソン炭酸を一本買い、そのまま通り過ぎたお店に寄った。

小豆書房という名前の、本とカフェが併設したお店だった。

飲食ではないが、気になったので店内だけ見たいと言うと快く承諾してくれた。

おしゃれな内装だと思った。

話を聞いてみると出身はこの地域でないそうで、空き家バンクでこの物件を見つけたという。

興味をそそられ更に話を聞いた。

空き家バンクにも物件の価格は乗っておらず、仲介するのみで家主と直接交渉したそう。

交渉の結果、物件の値段自体はタダ、しかし解体時には自分で払ってもらうとか。

私も空き家に興味があったから面白い内容だった。

内装がオシャレですねと聞くと、主人自身で設計したという。

普段は設計事務所で働き、話せば朝までかかるという妻と池田町でカフェを開くまでの経緯を匂わせられ、そこまで話を聞くわけにはいかないため、建築士をやってるのですか?と聞いた。

自分で壁を(なんて素材が忘れた)塗り、二階の6畳の畳部屋は土壁をヘラでこそぎ落とした、すると下地が案外いい雰囲気だったという。

名刺をもらった。

今の話と関係ないが、自分は今年の6月から大工を始め、このお店に興味があったと話すと、主人の奥さん(美人)が素敵だと言い嬉しかった。

 

自分も空き家を見つけてカフェを経営しながら、自身で制作したアクセサリーの販売など、しながら暮らすのはいいなと思った。

 なにかしら目標や将来の展望を持つと頑張れる。

逆に目標もなにもないと真っ暗な未来に絶望してしまう。

ただ目標を見つけても忘れてしまったり、意思が薄れてしまうことが問題だ。

そこが難しい。

 

一人でなにか行動することはあまりないけど、こうして人と知り合ったり見つけたりするのは一人で何か行動を起こした時が多い気がする。

次は食事しに行きたいと思う。