結婚指輪作ってみた
結婚したからには結婚指輪が必要だろうと作ってみました。
素材はシルバーです。
一般的に結婚指輪で使われるプラチナやゴールドと比べれば安物な訳ですが、その分手間と愛情(?)があるので、プライスレスということで…。
親から結婚指輪はどうするのかと聞かれ、「じゃあ作る」と言ったはいいけど、仕事は月曜から土曜まで週6で働き忙しいし、結局3月28日の入籍から1月半ほど経ってしまいました。
まず最初にどんな形にするか嫁さんに要望を聞いてみました。
- シンプルで
- 細身の
- メビウス(捻り)リング
とのことでした。
そこからとりあえずワックスで原型を作り始めました。
試作1号ではよく使うインジェクションワックスでモデリングしてみました。
悪くないけどなんかイメージと違う。
自分は鳥とか生き物、有機的な形状は割と得意なのですが、無機物で幾何学的な形状を作るのは不得意です。
そういうのは3Dプリンターで作ればええやんと思いますし、あくまで人の手で作った歪みや、下手ウマの中に隠れる温かさが自分の作る意味であり、長所だと思うのです。
ということでやり方を変えて、ピンクワックスというシート状のもので作り直してみたところ、これなら良いかと思えるものが出来ました。
途中嫁さんに何度か確認してもらい、こうして欲しいとか、ああして欲しいなど修正しました。
モデリングが終わったら次は鋳造の工程になります。
ですが仕事で鋳造屋に行く時間がないのでお助けニート宅急便にお願いして持ち込みしてもらいました。
持つべきものはニートの友達ですね。
約2週間後、鋳造が出来たと連絡がありニートがモノを受け取りすぐさま家まで届けてくれました。
出来上がったものを見るとガタガタに形状が歪んでました。
叩いたり挟んだりして綺麗な輪に直してみると、リングサイズが大きくてサイズ修正が必要でした。
切って輪を小さくし溶着しなくてはなりません。
家でロウ付けしたことないので不安でしたが、何とかなりました。
BBQ用に買った安いガスバーナー。
現場で余った耐熱のケイカル板。
ちょっとした工房ができました。
簡単なロウ付けが可能だとわかり、作れる幅が広がり嬉しいです。
またちまちま制作していきたいなーと思います。
という久しぶりの更新と報告でした。