迷う、見失う。それでも何かを見つけたい。

東京から逃げるように地元に帰ったメンタル弱めの迷えるとりひつじ

「大工が教えるほんとうの家づくり」読んだ

読み始めたら面白くて一日で読み終わった。

本読む速度遅いから一日に一冊読めたのは珍しい。

素人にもわかりやすい内容で、写真も多いのが良かった。

これから大工になろうとしてる自分にとって、いろいろ考えさせられる内容だった。

著者で大工の阿保さんの考えるいい家に共感するところが多かった。

大手ハウスメーカーが次々に建てる早くて安い家には欠点がある。(実際には高くつき、健康面でも、耐久面でも劣る)

素材、デザイン、価格(坪単価)、建築家(設計士)と大工の関わり。

一人前の大工の条件。

大工は若い内から技術を学ばないと身に付かないと度々書いてあった。

10代で技術を20代でデザインを学べ、的な。

手元についてる大工の人にも同じようなこと言われた。

その人は25歳くらいから大工になろうとしたけど、それでも始めるには遅く

今年30歳になる自分がいかに他の大工に比べスタートが遅い言われた。

でも今働いてて楽しいし、始めるのが遅いと言われても

人生100年時代で70歳まで働くなら、あと40年もある。

あまり気にする必要もないかなと思う。

ただ自分がどのような生き方がしたいかまだ定まっていないため、常に考えておく。

施主の言葉の裏まで反映した家づくりは面白いなと思った。

いろんな要望はあっても全てを実現できる訳なく、その中で本当に大事な本質を

作り手の阿保さんが見極めているところがすごい。

自分もこういう大工に家づくりを任せたいと思った。