迷う、見失う。それでも何かを見つけたい。

東京から逃げるように地元に帰ったメンタル弱めの迷えるとりひつじ

つみたてNISAについて

2018年1月から「つみたてNISA」制度が始まりました。制度開始と同時に私も始めてそろそろ3年目です。まだ始めていない人や、気になるけど手が出せない人、また全く興味のない人もいるかと思われますが…個人的な感想と学んだことを共有出来ればと思います。

 

 

 

つみたてNISAとは

少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。毎年40万円まで、期間20年の、最大800万円の非課税投資枠が設けられています。非課税対象商品は、「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」です。値上がり益や配当金(分配金)が非課税となります。

 

◆つみたてNISAの概要

利用できる人

日本に住む20歳以上なら誰でも利用可能(年齢上限なし)

新規に投資できる期間

20年間(2018年~2037年

非課税となる期間

投資した年から最長20年間(2019年から開始した場合は最長19年間)

年間投資上限額

40万円

累計非課税投資上限額

800万円(2019年から開始した場合は760万円)

投資対象商品

金融庁が定めた基準を満たす投資信託ETF

投資方法

積み立てのみ

資産の引き出し

いつでも引き出せる

 

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つみたてNISA7つのメリット

1.運用益が非課税でお得&効率的に資産形成できる

日本では、投資で得た利益(運用益)に対して、20.315%の税金がかかります。たとえば、10万円の運用益が出た場合、2万315円の税金が差し引かれ、手取りは8万円程度になるというわけです。しかし、「つみたてNISA」ではこの税金がかかりません。

 

2.少額から積立可能で、まとまった資金がなくても大丈夫

「つみたてNISA」で投資できる金額は年間40万円、月にすると約3万3000円までとなっていますが、これはあくまで“上限”で、実際に投資する金額は自由に決められます。

例えばネット証券のSBI証券楽天証券では月100円から可能です。

 

3.自動積立で手間がかからず、買付タイミングの判断も不要

「つみたてNISA」はその名のとおり、投資方法は積立のみです。積み立てる頻度は、「毎日」でも「毎週」でも「毎月」でも、あるいは「年に2回」などの形でもOKとなっています。自分で指定した金額が、指定した日に自動的に引き落とされます。いったん設定すればあとは勝手に買い付けされるので手間がかからず楽です。

 

4.手数料が安く、低コストで長期投資が可能

金融庁が定めた条件によって、「長期」「積立」「分散投資」に適した投資信託ETFに限られています。具体的には、信託期間(投資信託の運用が行われる期間)が20年以上で、分配金の支払い頻度が毎月ではなく、手数料(信託報酬)が低水準、販売手数料が無料のもの、などといったルールがあります。

 

5.投資対象の商品が絞り込まれていて選びやすい

現在、日本で販売されている投資信託は約6000本もあります。これだけの数から自分に合った商品を選ぶのは大変です。しかし「つみたてNISA」は金融庁の厳しい条件をクリアしなければならないため、商品数が限定されています。対象商品は、2019年10月1日時点で173本です。

 

6.積み立てた資産はいつでも引き出して換金できる

似たような制度に「iDeCo」(イデコ:個人型確定拠出年金)があり、「iDeCo」は60歳まで引き出しができませんが、「つみたてNISA」ではいつでも自由に換金出来ます。

 

7.年齢上限がないため、何歳からでも始められる

iDeCo」は積み立て可能な年齢が60歳までですが、「つみたてNISA」には年齢による制限はありません。また「iDeCo」と比較して口座管理手数料がかからないのも強みです。

 

私の利用状況

私はSBI証券でつみたてNISAをしています。

【評価画面(11月15日時点)】

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【つみたてNISA設定状況】

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三菱UFJ国際-eMXIS Slim 先進国株式インデックス」を選んだ理由は、信託報酬が安い!あと人気もある!(これ大事)、それくらいです。

この商品は日本を除く先進国22ヵ国に上場する約1,300銘柄を採用しているインデックスファンドです。※MSCIコクサイ・インデックスに連動。

 

MSCIコクサイの構成】

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 預金と投資のリスク

投資にはリスクがあります。株価と連動するため価格の上下が激しく、元本割れの可能性もあります。ですが長期的に見れば全世界の株価は上がり続けると思います。理由は様々ですが、一つは世界の人口は未だ増加傾向にあることです。人が増え消費が増えれば企業の利益が上がり、株価もまた上がります。

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(シーゲル教授のデータを元に日経マネーが作成したグラフ)

預金のリスクとはインフレの影響です。日銀は、「物価上昇率(インフレ率)2%」を目標に掲げています。これは物価が35年で2倍になる、裏返しでお金の価値、購買力が半減するのを意味します。緩やかにお金は価値を失い続けています。

 

つみたてNISAを始めるおすすめの証券会社

1.SBI証券

私がメインで使っている証券会社。設定等やりやすくて簡単。

2.楽天証券

楽天カードで購入可能。1%のポイントがつくため、年間40万円購入すれば4,000円分のポイントが還元されてお得。その他にもポイントが入ってくるらしい。

 

基本的に銀行など実店舗の利用はせずに、ネット証券会社の口座を開設して自分で管理した方が安く済みます。ネット環境さえあればいつでも確認可能ですし手間もかかりません。ネット証券でしか買えない商品も多く、取扱商品が多いのが利点です。

 

おすすめの商品

SBI証券投資信託 販売金額人気ランキングより

 

1位「ニッセイ<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」

eMAXIS Slim先進国株式とほぼ同じ。信託報酬0.10989%

 

2位「三菱UFJ国際-eMXIS Slim 先進国株式インデックス」

→私が買ってる銘柄。ニッセイ外国株式のライバル。信託報酬0.10989%

 

3位「日興-グローバル3倍3分法ファンド」

→株式と国債、不動産を含めてバランスが良い。リスクを減らしながらレバレッジ(てこの原理)を利かせている商品。調査不足で説明不可。信託報酬0.484%

 

その他のおすすめ

9位「三菱UFJ国際-eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」

→よりバランス重視。株式、公社債、不動産など。世界丸ごと買う感じ。信託報酬0.154%

 

14位「ニッセイ日経225インデックスファンド」

日本株に投資したい人用。日経平均株価に連動する。信託報酬0.275%

 

 

私の周りで聞いたこんな声

・売ったり買ったりするのが面倒くさい

→つみたてNISAは基本一度買ったら売るべきではありません。「バイアンドホールド」が基本です。複利の効果を活かすためにも、なるべく長期間売らずに積み立てるのが効果的です。あと買付も最初の設定さえすれば全て自動でやってくれるので、面倒くさいのは最初だけです。

 

・早めに始めた方がいいって聞く

→ある意味正しいです。ですが例えば1929年に起きた「世界大恐慌」はNYダウ工業株(株価指数)が最大89%下落し、低迷が長期間続きます。高値まで回復するのに25年かかったそうです。今現在は株価が高値圏にあるため、私だったら暫く様子見すると思います。

 

まとめ

投資はしっかり勉強してから始めるべきだと考える人が多いかもしれませんが、「つみたてNISA」は100円からでも始めることができますし、今はTポイントや楽天ポイントを利用したポイント投資もあって、投資を始めるハードルは年々低くなっています。

実際に投資をすることで学べることがたくさんあります。ただ私も勉強不足でこうして人に教えてよいかわかりません。正直、雰囲気で投資しています。でもなかなか楽しいです。

投資の最初に「つみたてNISA」はとても便利な制度です。まだの人は気が向いたら始めてみてはいかがでしょうか。

 

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参考:金融庁HP →NISA特設ウェブサイト

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/index.html